結婚記念日間近、ちょっといい話 の巻

姉さん女房
14.11.17
寒い季節がやって来た。同時に結婚記念日が近づいてくる。考えてみればこの男とは、四半世紀近くひとつ屋根の下で暮らしている。

何を血迷ったかこの男、就職した翌年に同じ職場の年上女性に求婚、23歳で結婚し24歳でパパになった(因みにできちゃった婚ではないヨ)。幼稚園の父親参観ではお兄ちゃんのようだった(髪はフサフサしていた)。今、長男がその年齢にだんだん近づいて来て思う。当時はまだ薄給で世間知らず、若くしてよく頑張ったものだと。狭くて寒い家賃4万5千円のボロアパート、ああ懐かしい。

今年、取り敢えず一人学校出して(あと一人残ってはいるが)ちょっと一息ついた今、超人ハルクのような横顔でテレビを観ている男に何気に尋ねてみた。
「もし若くして結婚していなかったら、ずっと独身だったら、自由に使えるお金があって自由な時間が沢山あっただろうに、『ちくしょう、こいつらさえいなければ』と思った事が一度や二度はあったでしょ?」と。

男は、少しの沈黙の後こう言った。
「いや…俺は、結果的にだが、これで良かったと思っている。確かに金は無かったし(今も無いけど)我慢もした。しかし、家庭を持ち色んな経験をした分、話の引き出しは増え仕事の役にも立っている。ネタはいっぱいあるしな(笑)。この頑張ってきた感みたいなものは経験が無ければ手に入らん。」

ええ事言うや〜ん。山あり谷あり色々あったからね。こちとら仕事仕事で年がら年中置き去りにされ、不満爆発ですんごい喧嘩を何度もした。この先まだまだ何があるか分からないけど、まぁ宜しくお願いしますっと。

そして、何故ゆえ早々に結婚しようと思ったのかと投げかけてみた。
「ボランティアに決まっとるやろ。失敗したけど。」

この野郎…。でも私は知っている、それがこの男の最大の愛情表現だという事を(ニヤリ)。