今思う事

wakame
16.03.31
今から58年前 一人の若者が 「日本1の美味しいみかんを作りたい」 と言う夢の元 長崎の地にやってきました。

最初は一緒に入植したメンバーとの共同生活 今だったら倉庫?いえもっとひどかったのだと思います。自分達で家を建て、水道工事も道路工事もすべて自分達でやったそうです。それでも、たぶん楽しかったのではないかな?何もない荒れた土地をその頃は珍しかったと言う重機をつかっての開墾作業 希望に満ちた作業だったと思います。
それから必死に働きご縁があった女性と結婚し生活の為 トンネル堀 茂木びわの収穫作業 石山の採掘作業、もちつきのアルバイト 製材所の仕事 道路工事 肉用牛の飼育 数え切れない仕事をこなし 二人の子供を育て 社会情勢に翻弄され 夢だったみかんつくりで生きる事を諦め生活の為に必死で働いた日々 そしてやっとおとづれた穏やかな晩年もつかの間、認知症をわずらい 自分の想いも伝えることが出来ず81年の人生を終えた。
母と結婚して54回目の記念日の翌日 急変してあっけなく逝ってしまいました。

無口で人前では穏やかな笑み、でも家では厳しくうるさい頑固親父 お酒が好きで焼酎の晩酌を唯一の楽しみ 最近は孫娘の成長に目を細めていた。
長いこと 嫁に行かない娘が 結婚した時 肩の荷が下りたとしみじみ語っていたよね。

今頃どうしてますか?先に逝ってたお兄さん達や大親友のおじさんには会えましたか?
桜も満開になりましたしね。花見でもしてるかな? お得意の鼻三味線を披露してるのかな? 私も、もう一度 聞きたかったな〜。

今年の桜は涙であまりよく見れないね。
これからも桜の季節には ちょっと寂しい気持ちになるんだろうな。私が一番大好きな花は桜なのにね。

1年近く 病院や施設にいたから まだいなくなったなんて思えません。
いつになったら いないと思えるようになるのか・・・・。

でも 出来るだけ笑うようにしなくちゃね。
お父さんが悲しまないように・・・今思う事でした。