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経鼻内視鏡について

坂本 俊文
(さかもと としふみ)

医療法人 緑風会 みどりクリニック院長
長崎市城栄町32-20
TEL:095-844-7191
医療法人 緑風会 みどりクリニック

 「年齢的にもいろいろと出てくる頃なので、健康診断を受けないといけないと思っているけれど、バリウムや胃カメラが苦手で考えただけでも緊張してしまいます。他の方法がありませんか?」という相談が寄せられます。

 胃内視鏡が苦手という方の意見を集約しますと以下の理由に絞られると思います。

  @ ノドの麻酔(主にゼリー)が苦しくてイヤ
  A 挿入時の嘔吐感がイヤ
  B 挿入中の胃部不快感や膨満感がイヤ

これらを軽減する為に現在に至るまで胃内視鏡の細小化と前投薬(鎮静剤)の工夫が行われ、それなりに効果をあげてきましたが根本的な解決にはなっていませんでした。

ところが最近になって、技術的に更なる内視鏡の極小化が可能になるに伴い、挿入法も経口法から経鼻法へと変化し効果がみられるようになりました。

利点としては、咽頭部を直線的に進入するため、@のノドの麻酔があまり必要でなくなる。Aの挿入時の嘔吐反射が出現しにくい。ファイバーが柔かいため、Bの胃部圧迫感、不快感も軽く、更によい事に死角も出来にくいことがあげられます。

また、鎮静剤をあまり使用せず、口も塞がれていないため、検査中、自分で画面を見ながら質問をしたり説明を受けたりする事が可能になったことも大きな福音の1つです。

逆に欠点としては、時々鼻痛の訴えや少量の鼻出血が見られることもありますが、ほとんど問題になるほどではありません。ただ吸引、送気に多少時間がかかるため、検査時間が少し長くなる傾向はみられますが、検査後のアンケートでは大多数の方が経鼻内視鏡の方に軍配をあげています。

胃内視鏡の必要を感じながらも何となく苦しそうで避けられている方や1度胃内視鏡を受けたけど、苦しかったため2度と受けたくないと思われている方には是非お勧めしたい検査です。 
 会報誌Monet2006年9月号掲載

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