自分で発見する方法はありますか?
女性自身が「発見」ということになると、筋腫の典型的な症状−
@月経量が増えること
A下腹部のしこり
を知っておかれることが最も大切なことです。
@月経量が増えること: 月経血量は、人と比べることはあまりなく、これが普通だと思い込んでいる方でも、丁寧に聞くと過多月経と判断されることがあります。
月経に血液の塊が出る、大きなナイト用のナプキンを何日も使うとか、40才ごろから血液量が増えたなどと言われると、筋腫があるかも?と思いながら診察します。
A下腹部のしこり: 筋腫が大きくなると、下腹部が張った感じがあり、特に月経の前はそのような症状が強くなります。筋腫が周囲にある膀胱を圧迫すると頻尿になることもあります。
そのような症状があるときには産婦人科を受診されてください。内診・超音波・MRIなどで診断されます。
治療法と、治療後の体への影響、費用は?
治療はまず、症状に応じた対処療法(貧血があれば鉄剤、痛みがあれば鎮痛剤)を行います。
その上で手術するかどうかは、その方のご妊娠の希望があるのか、ないのか、またその方の症状の重症度に応じて考えます。子宮は月経を定期的に起こす臓器でもありますが、妊娠を保障する臓器でもあるからです。たとえば粘膜下筋腫という子宮の内側に飛び出している筋腫は不妊症の原因である可能性が強いので、筋腫核出を行います。
筋腫の手術には、そのように筋腫のこぶだけとる筋腫核出術、子宮全体をとる子宮全摘、また、腹部を大きく切る開腹によるのか、内視鏡(腹腔鏡)によるのか、その判断は本当にケースバイケースです。腹腔鏡による場合、腹部の傷が小さく回復も早いのが利点です。
また、近年注目されているのが、「切らない治療法」子宮動脈血栓術(UAE)や収束超音波治療(FUS)などの方法です。ただし、これらの方法が使えるかどうかは、その方の筋腫の状況によります。また、全国的にも限られた施設で行われており、保険適応ではありません。通常の開腹(腹腔鏡含)手術は保険適応で約20万円ですが、UAEは40−50万円、FUSは80万円程度かかります。
筋腫については、様々な治療選択肢が増えていますし「縮小手術」の方向が原則です。もちろん患者さんご本人の納得は大前提です。
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