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これって生理(月経) - 不正出血 -

安日 泰子
(やすひ やすこ)

やすひ ウイメンズヘルス クリニック院長
長崎市銅座町2-15NKイリスビル5F
TEL.095-825-9700
やすひ ウイメンズヘルス クリニック

「ええっ?これって不正出血なんですかあ?」「私56才ですけど、周りには『私は60才ぐらいまで生理あったよ、大丈夫さあ』という先輩が幾人かいて、生理と思ってました」。こちら産婦人科医として、絶句・・・。時々こういった状況が診察室であります。

 <ポイント1:55才以降の出血はとにかく不正出血、子宮体がんのリスクがあります>

閉経は45〜55才の範囲で起こります。それ以降の出血は総じて異常出血と考えてください。迷うことなくすぐ婦人科受診してください。子宮体がん検査が必要です。結果に異常なくとも、確実な出血終了が確認できるまでは、3〜6か月毎に受診が必要です。

「閉経ってどのようにして、わかるの?」これもよく聞かれます。45〜55才の方で、最終の月経から1年間出血がなければほぼ閉経と考えます。しかし極度のストレスが平行してある場合、そのストレスによる無月経状態の可能性もあります。この年齢の女性は、ご両親の介護や思春期のお子さんを抱えていることが多く、自身というより家族からのストレス背景があります。加えて、ホルモン的不安定さがあります。

産婦人科診察では膣粘膜皮膚の状態や、子宮萎縮の有無、必要あればホルモン血液検査などを総合して判断します。正常範囲としては55才が上限ではありますが、これらの検査で、その数年後が「この方の閉経」なんだな、と思える方も確かにいらっしゃいます。でも、やはりポイント1ははずせません。

「50才前後から、生理にしては少ないけど、まあ規則的に来てるから大丈夫と思ってます」

 

<ポイント2:45-55才を「閉経周辺」と呼び、数年に一度は検診を>

40才前後以降、月経量が減ることは正常です。少量が規則的にある場合の多くは問題ないのですが、閉経に到る過渡期の「閉経周辺年令」である(45〜55才)方は数年に一度は検診を受けられてください。

子宮頸がん検査に加え、子宮や卵巣異常の有無を確認するための超音波検査が推奨検診メニュー。性的経験がある方は経膣超音波が可能で、その情報量はCT検査を上回り、加えて子宮内膜の観察が可能です。内膜が厚い場合、子宮内膜増殖症と判断、これは子宮体がんリスクとなりますので、子宮体がん検査を追加します。

 

<ポイント3:出血があれば迷うことなくすぐ婦人科受診を。出血が止まるのを待ってからではなく>

結論です。不正出血とは2週間以上の出血、月に2回以上出血、55才以上の出血と考えてください。

 

 

2014年6月30日

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