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チョコレート嚢胞(のうほう) Vol.3 最後に

安日 泰子
(やすひ やすこ)

やすひ ウイメンズヘルス クリニック院長
長崎市銅座町2-15NKイリスビル5F
TEL.095-825-9700
やすひ ウイメンズヘルス クリニック

【内膜症は文明病】
 この内膜症は文明病と言われ、日本でも増加の一途をたどっています。
 早くから妊娠・出産し、しかも数人産むと、その間排卵のない期間があります。1回の妊娠・出産・授乳により月経(排卵)は1-2年停止します。実はこのこと自体が自然な内膜症の予防になります。
 今の日本女性の平均初産年齢は30歳と高齢化しています。背景には女性の高学歴化、そしてキャリアアップとの関係や経済的余裕の出る年齢まで待ったあとに、妊娠計画をたてるため、その年齢が上がっています。
 月経(すなわち排卵)が始まり、内膜症的な素因のある方に内膜症が完成するまでに10?15年かかると言われています。ですから、妊娠希望年齢が高くなると、その時には内膜症がすでに完成してしまっているという現状が出てくるのです。

【産婦人科医としてのお願い】
1.内膜症傾向(月経痛が年々ひどくなっている)の方は、早めに受診をされ状況を確認されて下さい。  鎮痛剤をがまんしないこと、それで効果ないときには次の一手として低用量ピルを検討されてください。そして将来の妊娠も含めた人生計画を立てるようにお願いします。

2.チョコレート嚢胞はがん化や不妊症との関連もあり、適当な時期での手術やホルモン療法を賢く選 択されてください。

3.チョコレート嚢胞を含む内膜症の方は、決して手術で終わらないこと、閉経以降さらに10年程度のお付き合いになることをご理解ください。

掲載日:2017年10月18日

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